シマノ・バイカーズフェスティバル

レース(XC系種目)

ドロップハンドル90分エンデュランス

序盤からハイペース! グラベルバイクやシクロクロスバイクで参戦できる新種目

ドロップハンドル90分エンデュランスは、今大会から新しく登場した注目の種目。出場できるバイクは「オフロード走行が可能なドロップハンドルのスポーツバイク」で、現在世界的に盛り上がりを見せるグラベルバイクやシクロクロスバイクでの出場を想定しています。ロードバイクに近いポジションのバイクを使うため、XC系の種目より選手全体の平均スピードも高めになることも予想されます。

コースはこの種目専用の1周約790m、高低差約14mのコースで行われます。スタートの方式も他の種目とは違い、ルマン式スタートを採用。これは、バイクをコース上の自転車待機エリアに置き、選手はスタートゲートから200mほどバイクのところまで走って自分のバイクに乗ってスタートするというもの。スタートの合図とともに選手たちは自分の足で全力疾走してバイクを目指しました。自転車のレースなのにいきなり“かけっこ”から始まるスタートシーンは、今後大会の名物になるかもしれません。

この種目ではもうひとつ面白い試みが採用されました。バックストレートの途中にショートカットポイントが設けられ、くじ引きで当たりを引くと登りを一つショートカットできるできるショートカットチャレンジゲームです。当たればコースをショートカットでき、タイム短縮や体力温存につながりますが、ハズレだと大きくタイムロスするというギャンブル性の高いチャレンジ。何人かが果敢にチャレンジし、実際にショートカットに成功した選手もいました。

シクロクロスバイクで参戦する選手が多く、グラベルバイクはまだ少なめ。とはいえ、テクニカルな下りではサスペンション付きのグラベルバイクが有利なため、登りでの軽さをとるか、下りでの速さをとるか、今後はバイク選びも勝敗を分けるカギとなりそうです。





4時間エンデュランス

バイカーズの始まりを告げるレース!

シマノ・バイカーズフェスティバルの全種目の中で、1種目あたりの参加者が最も多い人気種目4時間エンデュランス。2人から5人までのチーム、女性だけのWOMENの各クラスに分かれ林の中のシングルトラック区間が長く、登りも多い全長約1050m、高低差26mのXCロングコースを走ります。メンバー交代しながら上位を目指すだけでなく、完走目指して走るチームも多く、技量や脚力に応じて自分たちのペースを守って走れるのが人気の秘密です。

今年は全クラス合計で53チームが出場。2時間エンデュランスの土曜日の部と同時スタートという形をとるため、スタートゲートを先頭に色とりどりのジャージを着た両種目の各クラスの第一走者第1走者およそ120人選手が並んでスタートを待ち、コースがこの日一番華やかに彩られました。

ホーンの音を合図に選手たちは続々とスタート。朝から交点に恵まれたこの日は、スタートの時間に直射日光が照りつけ、気温がグングン上昇。コースもシングルトラック区間の一部を除いてほぼドライで、選手たちがホームストレートに戻ってくるたびに砂煙が舞い上がりました。暑さ対策と砂ぼこり対策を兼ね、ホームストレート脇に設置されたスプリンクラーが稼働する時間帯もあり、クールダウンやシャワー代わりに水を浴びながら走る選手もいました。

一方、ピットではテントやタープを建てて、中でくつろぎながらチームメイトに声援を送るチームも多く見られました。自転車をアウトドア遊びの一環として楽しむ人が多いのもMTBレースならではです。

スタートから4時間経過が迫ると、ピットで待機している選手や応援に駆けつけた家族らは、少しでも選手の近くで応援しようとコース沿いに移動。コース沿いに人垣がデキ、フィニッシュしてくる選手にたちに声援を送っていました。





2時間エンデュランス

初日のソロクラスは60歳代の選手が優勝!

2時間エンデュランスは、初日と2日目に開催される人気種目。初日はソロと2人組、2日目はソロに加え2人組・4人組の各クラスに分かれてレースが行われます。スタートは全クラス、4時間エンデュランスの選手と同時スタートです。

初日のレースにはソロと2人組あわせて81組が参加。2時間ひとりで走り抜くソロ部門は、本大会で最も競技時間が長く、脚力とスタミナが求められます。このクラスで上位でレースを進める選手には50歳代以上の選手も多く、中でも序盤からトップを独走した増田謙一選手はなんと60歳代。ソロ部門とチーム部門を含めて唯一30周回を完了し、年齢を感じさせない鉄人ぶりで圧勝しました。






60分XCマラソン

大会の始まりを告げるレース!

第30回の節目を迎えた本大会、開会式で諏訪が誇る天下の奇祭・御柱祭の木遣り唄で大会の安全を祈願し、初日のXC系レースの最初の種目・60分XCマラソンのスタートを告げるエアホーンとともに始まりました。この種目は60分一人で走り続けるソロ種目で、中学生以上39歳までの男性によるMEN-1、40歳以上の男性によるMEN-2、女性のみのWOMENの3クラスに分かれて実施されました。

今年はコースが昨年までと異なり、スタートは例年通りホームストレートから上りに向かうものの、途中から反時計回りに進路を変え、ホームストレートを下るレイアウトに。前回大会の2019年は雨のレースでしたが、今年はレーススタートから快晴に恵まれ、選手たちが下りでスピードを付けてホームストレートを駆け抜けるたびに砂ぼこりが舞いました。力強いペダリングで登りを駆け抜けていく上位選手、自分のペースで淡々と周回を重ねる選手、サンタの仮装をして走る選手と、それぞれが思い思いに完走を目指しました。






ファットバイク60分XC

ファットタイヤの走破性を生かしてXCバイクと渡り合う上位陣

MTBの中でも特に太いタイヤを履き、雪や砂などの上でも走れるほどの高い走破性を誇るファットバイク。そんなファットバイクだけで争われるファットバイク60分XCは、シマノ・バイカーズフェスティバルの名物種目の一つになっています。

レースは60分XCマラソンと同時スタート。上位陣はXCマラソンの選手とパックを組みながら周回を重ねていきます。ファットバイクはタイヤやホイールの太さから重量面では不利ですが、太いタイヤによる高い走破性を存分に発揮していました。上位の選手は24周回を完了し、XCクラスでも上位に食い込むほどの好走を見せてギャラリーを驚かせました。






シングルスピード60分XC

変速機なし、コースと脚力にあったギヤ選びが勝敗のカギ

変速機なしのシングルスピードバイクで60分間XCショートコースを走り続けるシングルスピード60分XC。高低差1周あたり15mはロングコースより少なめとはいえ、バックストレートから林のシングルトラックに入るまでの上りは一気に15mほどの標高差を登るため、ギヤ比の選択は非常に重要です。

レースは60分XCマラソンやファットバイク60分XCと同時スタート。上位陣は変速機のあるノーマルバイクの選手とパックを組んで順調に周回を重ねるなど、よく見ないとシングルスピードのバイクで走っているとは分からないほど。それだけ上位選手のレベルが高いとも言えそうです。前回雨の中でサンタクロースの衣装を着て走った選手は、今年もサンタクロースの仮装で参戦。見た目と違い、力強い走りで上位をキープしていました。






30分XCマラソン

2人同時出走のペアクラスには家族ペアが多数出場

2日目に行われた30分XCマラソンは、4時間/2時間エンデュランスで使われる距離1050m、高低差約26mのXCロングコースを走れる種目。登りと林の中のシングルトラックが60分XCマラソンよりも長めで、競技時間は30分と比較的短めながら走り後耐え満点です。ソロとペアの2クラスがあり、2人同時にまとまって走るペアクラスは、毎回親子や男女のペアで参加される方もいらっしゃいます。

今年のペアクラスの参加選手は、親子など家族ペアがほとんど。2人目のライダーのタイムがチームの結果として採用されるため、速い選手が後ろの選手に走行ラインを示したり、励ましたりしながら協力して完走を目指しました。30分経過後、タフなコースを完走した選手たちの顔は充実感にあふれていました。






ビギナーXC

2日目最初のレースは朝イチからエンジン全開!

大会2日目、XC系種目の最初のレースはビギナーXC。60分XCマラソンと同じコースが舞台となりますが、競技時間は10分と短いため、ハイペースになる傾向があります。この日も上位選手は、スタートの合図とともに力強く飛び出し、朝一番のレースとは思えないハイペースで周回を重ねました。

このレースの出場資格は中学生以上という条件のみ。男女とも出場できるため、女性サイクリストも男性に混じって走っていました。また、年齢も幅広く、上位3選手は10代前半が占め、アラフィフの選手も同じレースで完走するなど、MTBが年代を超えて楽しめるスポーツだと改めて感じさせました。






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