車両規定
本大会に参加するすべての自転車は、下記の条件に適合することとします。
■総則1. 人力のみで駆動されるフリーホィール式の自転車で、正常に作動するブレーキが2つ装着されていること。
2. ハンドルバー及びステムは危険性の無い形状で、 その先端はキャップなどでしっかり塞がれていること。
3. 次のタイプのハンドルは使用できません。
●デルタ ●ブルホーン ●DH
●クリップオン ●スピナッチ ●エンドバー
●ドロップハンドルにアタッチメント方式で取り付けるタイプの補助バー。

4. ディスクブレーキは全種目/カテゴリーで使用を認めます。
5. ランプ・ダイナモ、 バックミラー、カゴ、スタンド、 泥除け、 荷台、 錠など競技に不要で危険を及ぼす可能性のある部品は取外すこと。
6. サーキットでの走行に耐えうる車種で、 事前に十分整備されていること。
●車種別の出場可能車種について
ロードの種目
日本自転車競技連盟の定める競技規則に準じる。《日本自転車競技連盟 / 競技規則》
ロード/フラットバーロードの種目
ロードについては上記の「ロードの種目」を参照。
フラットバーについては車輪径とタイヤ太さの制限はありません。フラットハンドル付きであること。(エンドバーの取り付け禁止)
車両規定に違反して出場した場合
競技審判員が協議のうえ、ペナルティを科します。
■「車輛制限なし」の自転車について

スタンドは転倒の際ライダーを傷つける可能性が高いので、必ず取り外してください。
■付属品について
【使用可能な付属品】

【使用できない付属品】

■車両/選手について
【ホイール】
下記形状のホイールは使用できません。

【日本自転車競技連盟 競技規則 第16条3.(2).⑧ (抜粋)】
第16条2.(1),(2)に反しない場合,2002年より集団スタートのロード・レースとシクロクロス競技においてはUCIの事前承認を得た車輪のみ使用できる.車輪は最少12本のスポークを持つ:それらの断面寸法が10 mmを超えない限り,スポークは丸,扁平もしくは楕円であってよい.
【UCI CYCLING REGULATIONS 1.3.018 (抜粋)】
伝統的なホイールの定義
基準: リム高さ:25mm未満
リム材質:合金
スポーク:取り外し可能な最小20本の金属スポーク
一般:すべてのコンポーネントは識別可能であり、市販されていなければなりません。
【ハンドル】
ロードカテゴリは原則、アタッチメントなしのドロップハンドルのみ。

下記のような特殊な形状のハンドルは使用不可です。

ロード種目への出走に際し、ハンドルの形状が違反だった場合取外し/交換をお願いします。
交換不可であれば、出走出来ません。


フラットバーに付けられたエンドバーは取外し/交換をお願いします。
交換不可であれば、出走できません。
■限定された種目以外にスポーツカメラ(いわゆるアクションカメラ)を装着して撮影することを禁止

但し、限定された種目においてスポーツカメラ(いわゆるアクションカメラ)を自転車に取り付けて撮影することを許可します。 (全種目一覧表 参照)
スポーツカメラ(いわゆるアクションカメラ)の取り付け装置は自転車上で使用するために設計された市販品に限ります。
また取り付け装置はスポーツカメラ(いわゆるアクションカメラ)がレース中に取外し不可能であること。
主催者は限定された種目に限りスポーツカメラの使用を許可していますが、スポーツカメラについてのいかなる責任も負いかねます。
※スマートフォン、デジカメといった機材での撮影は禁止します。
■会場での検車は行いません。
必ず各自の責任で事前に済ませてきてください。整備不良の自転車では出場できません。
車両の点検・整備について
●ケガなく安全に走行するためには、定期的な自転車の点検・整備が必要不可欠です。
●以下のセルフチェックを普段から行うことで、いち早く異常を検知できることがありますが、基本的には点検・整備は自転車安全整備士、自転車技士、SBAA PLUSマーク認定者など専門知識を有する方々に行ってもらってください。
●専門知識のないユーザーは、無理な点検・整備をしないでください。ボルトやナットなどが緩んだり破損しますと、突然に転倒して怪我を負う場合があります。また、調整が正しくない場合には不具合が発生し、突然に転倒して怪我を負う場合があります。
●以下で紹介する点検方法はあくまでも初歩的な方法です。 自転車のモデル・タイプによっては機構や構造が異なり、点検・整備方法が異なる場合がありますので、詳しくは自転車に添付の取扱説明書に従ってください。
●自転車に添付されている取扱説明書に記載されている内容に不明な点がある場合は、絶対にご自身で作業しないでください。購入された販売店、または代理店へご相談ください。
●会場での点検・整備は行いませんので、必ず参加者の責任で事前に済ませてきてください。
●シマノサイクルスポーツイベント協力店はこちら
ハンドルがグラグラしませんか?


前後ブレーキをかけつつ前輪を両足ではさんでハンドルを両手で持ち、左手を前に押し、右手を手前に引きます。逆も繰り返します。(左図)

左右に揺さぶってみます。 タイヤとハンドルが直角になっているか確認します。(右図)
サドルは固定されていますか?


サドルの前後を両手でしっかり持ち、上下左右に振って、また捻って動かないことを確認してください。

真上から見てフレームの中心線に対して平行になっているかを確認します。(右図)
空気圧、タイヤのキズは大丈夫?


親指で強く押して十分に空気が入っているか確認します。〈ポンプゲージ付空気入れを使用し適切な空気圧(タイヤサイドに表記あり)であることを確認してください〉

タイヤのキズを調べます。
※ロード用タイヤは小さなキズでもパンクすることがありますので早めの交換を強くお勧めします。チューブラータイヤはリムにしっかり接着して固定されているか確認します。
ホイールに歪みやフレはない?


前輪を浮かせて回転させ、直角の位置から回転する様子を観察し、横方向/縦方向に振れていないかを確認してください。

後輪も同様に確認します。
※ホイールは歪みやフレがあると大変危険です。左右にフレたり変則的な回転をしていたら要注意です。
クランクやペダルのガタツキは?


前もしくは後ろのブレーキをかけた状態で、クランクのペダルに近いところを持って前後に押したり引いたりしてみます。

同様にペダルの緩みも確認します。
変速機は正常に動いている?


後輪を浮かしてペダルを回転させながらギアチェンジを試します。

フロント・リアともに異常音がしていないか確認します。

変速ワイヤーが緩んだり折れ曲がったりしていないか、あるいは張りすぎていないか、ほつれていないかなどを確認してください。
ブレーキレバーの引きしろは?


ブレーキレバーを強く引き、レバーとハンドルの間に十分な間隔があるか確認してください。またブレーキワイヤーが緩んだり折れ曲がったりしていないか、あるいはほつれていないかなどを確認してください。

ブレーキシュー(ブレーキのゴム)が擦り減っていないか、ブレーキを離した時にブレーキシューがリムに接触していないかを確認してください。
ネジなどの緩みはないか?


サドルとハンドルを持って自転車を10~15cmほど持ち上げ、何度か地面に落下させます。

ガタツキや異常な音がしたら、ネジが緩んでいる箇所を確認してください。
サスペンションの硬さは?


フロントブレーキを握り、体重を載せてサスペンションをストロークさせます。

サスペンションが正常に移動しているか、またオイルなどが漏れていないかの確認してください。
ホイールはきちんと固定されていますか?


車体を少し持ち上げてこぶしで上からたたき、ホイールが固定されているか確認します。